カテゴリー

« 鏡 | トップページ | 受話器のそばで »

景 色

ー室生犀星ー

渓川(たにがわ)の水があまり美しいので

僕はそれに口をつけて飲んだ。

僕は顔をあげたときに、

まるで渓の景色が変って見えた。

 

(「鉄集」より)

<ぜひ読んでおきたい! 心に残る短い詩>

« 鏡 | トップページ | 受話器のそばで »

短くて心に残る詩」カテゴリの記事