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八木重吉

八木 重吉(やぎ じゅうきち、1898年2月9日 - 1927年10月26日)は、日本の詩人。東京府南多摩郡堺村(現在の町田市)に生まれ、東京高等師範学校に進む。卒業後、兵庫県御影師範の英語教師となる。24歳で、17歳の島田とみと結婚。この頃から、詩作に集中し、自らの信仰を確かめる。1925(大正14)年、第一詩集『秋の瞳』刊行。以降、詩誌に作品を寄せるようになるが、1926年、結核を得て病臥。病の床で第二詩集『貧しき信徒』を編むも、翌1927(昭和2)年10月26日、刊行を見ぬまま他界。『貧しき信徒』は翌年、出版された。(青空文庫より抜粋)

心 よ

白き響
人を 殺さば
稲 妻
草の 実
止まった ウォッチ
草に すわる
怒(いか)れる 相(すがた)
哭くな 児よ


風が鳴る
こどもが病(や)む
果 物

奇蹟(きせき)

西瓜(すいか)を喰おう

花がふってくると思う
母をおもう
素朴な事
響(ひびき)  
秋の かなしみ

 

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