カテゴリー

« 夕日のあたる丘 | トップページ | 秋の夕方 »

春の海の雨

ー草野天平ー

柔かな雨はふって

砂をしめらしてゆく

向ふの松はしだいに薄らいで

なくなった

今はなにの音もなく

すくない波は

渚までくるが

そのまま帰らない

 

« 夕日のあたる丘 | トップページ | 秋の夕方 »

短くて心に残る詩」カテゴリの記事