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石柱の歌

ー立原道造ー

私は石の柱……崩れた家の 台座を踏んで
自らの重みを ささえるきりの
私は一本の石の柱だ——乾いた……
風とも 鳥とも 花とも かかわりなく
私は 立っている
自らのかげが地に
投げる時間に見入りながら

 

歴史もなく 悔いも 愛もなく
灰色のくらい景色のなかにひとりぼっちに

また青い日に  キラキラとひかって
立っているとき おもいはもう言葉にならない

 

花模様のついた会話と 幼い痛みと
よく笑った歌い手と……それを ときどき おもい出す
風のように 過ぎて行った あれは
私の記憶だろうか また日々だろうか

 

私は おきわすられた ただ一本の柱だ
そうして 何〔なに〕の 廃墟に 名前なく
こうして 立っている 私は 柱なのか
答えもなしに あらわに 外の光に?
嘗(かつ)ての日よりも 踏みしめて
強く立とうとする私には ささえようとするなにがあるのか!
知らない……甘い夢の誘いと潤沢な眠りに縁取られた薄明のほかは——

 

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