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ー大関松三郎ー

大きなやかんを
空のまんなかまでもちあげて
とっくん とっくん 水をのむ
とっくん とっくん とっくん とっくん
のどがなって
にょろ にょろ にょろ つめたい水が
のどから むねから いぶくろへはいる
とっくん とっくん とっくん
にょろ にょろ にょろ
息をとめて やかんにすいつく
自動車みたいに 水をつぎこんでいる      
のんだ水は すぐまた あせになって
からだじゅうから ぷちっとふきでてくる
もう いっぱい
もう ひと息
とっくん とっくん とっくん とっくん
どうして こんなに 水はうまいもんかなあ
こんな水が なんのたしになるもんかしらんが
水をのんだら やっと こしがしゃんとした
ああ 空も たんぼも
すみから すみまで まっさかだ
おひさまは たんぼのまんなかに
白い光を ぶちまけたように 光っている
遠いたんぼでは しろかきの馬が
ばしゃっ ばしゃっと 水の光をけちらかしている
うえたばかりの苗の頭が風に吹かれて
もう うれしがって のびはじめてるようだ

 

さっき とんでいったかっこうが
村の あの木で 鳴きはじめた

<ぜひ読んでおきたい! 心に残る短い詩>

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