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こどもが病(や)む

ー八木重吉ー

こどもが せきをする
このせきを癒(なお)そうとおもうだけになる
じぶんの顔が
巨(おお)きな顔になったような気がして
こどもの上に掩おおいかぶさろうとする

(八木重吉「貧しき信徒」青空文庫より。)

<ぜひ読んでおきたい! 心に残る短い詩>

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