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夜更の雨/ベルレーヌへの途上で<6>ベルレーヌとランボー「ベルギー&ロンドン放浪」

見知らぬ少年から送られてきた詩を読んで
そのただならぬ詩に感銘したヴェルレーヌは
すぐさま返信し
一刻も早い来訪を望んだところ
まもなくシャルルビルの田舎から
パリにやってきたランボーと
初めて対面します。
 
少年詩人ランボーの詩「酔いどれ船」に
感銘を受けたばかりのヴェルレーヌは
今度は
少年の姿形、立ち居振る舞いの
何もかもがずば抜けた天才ぶりに圧倒され
言われるままに
二人して放浪の旅に出ることになります。
 
堀口大学のとらえた「ヴェルレーヌ&ランボー物語」を
もう少し読んでみましょう。
 
二人がまず向かったのは
ベルギー。
といっても特別な目的があるわけではなく
はじめのうちこそ
雲が流れるのに似た
自由気ままな旅でした。
 
ふたりは連れ立ってベルギー国内を歩きまわる、毎日、行く先々で、見物をしたり酒場女にたわむれたりの、たわいもない呑気(のんき)な放浪ぶりは詩集「無言の恋歌」の「ベルギー風景」の章にうかがえる。ふたりはやがて、やぼなベルギーに飽きると、気まぐれにアンベルスから乗船、イギリスへ渡る気になる。「18時間の手頃な海上散策、楽しい脱走、言いようもなく美しい旅行だった」と、ロンドンへ着くとヴェルレーヌはパリの友人に書き送っている。そして次の便(たよ)りには、英京ロンドンにおけるふたりの生活の模様をわずかながら洩らした上で、食わんがためにやむなく、フランス語の教授をしている由を告げている。
(「ヴェルレーヌ詩集」堀口大学訳、新潮文庫より)
 
ヴェルレーヌの懐具合(ふところぐあい)がおかしくなると
二人の間にも秋風が吹きはじめます。
 
イギリスにおけるふたり水入らずの生活も、次第に経済的に行きづまり、ヴェルレーヌが個人教授で得る収入をあてにしなくてはならないまでになるが、地上の悦楽だけで満足しきっているヴェルレーヌに対し、夢想の高きに憧(あこが)れ、絶えず何ものかに追い立てられ、落ち着くことを知らないランボーは、もどかしさを感じだし、1873年春の頃には、ぽつぽつ別れ話が出るまでになったが、そうなると、パリに残した妻子に対する思慕の情が新たに心の底に湧(わ)いたりもするヴェルレーヌだった。そのくせまた、一方では、この底知れぬ魅力を備えた鼓舞者ランボーに去られたのでは、生きる力も尽き果てそうな不安もあり、一歩前進二歩後退の状態が続いていた。
(同書)
 
やがて
ランボーは遁走し
ヴェルレーヌが追いかけて
発砲事件に至ります
……。

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