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中原中也の詩に出てくる「人名・地名」 1

中原中也の詩に現われる
「人名」や「地名」などの固有名詞の登場を探ってみます。
 
「新宿」が出てきたり
「リンカーン」が出てきたり
「丹下左膳」が出てきたり……。
 
これも詩を横道から楽しむだけですから
お気軽お気楽にお読みください。
 
 
では、詩集「山羊の歌」から
 
 
<山羊の歌>
 
秋の一日
 
こんな朝、遅く目覚める人達は
戸にあたる風と轍(わだち)との音によって、
サイレンの棲む海に溺れる。 
※「サイレン」
 
 
凄じき黄昏
 
捲(ま)き起る、風も物憂(ものう)き頃(ころ)ながら、
草は靡(なび)きぬ、我はみぬ、
遐(とお)き昔の隼人等(はやとら)を。
※「隼人等(はやとら)」
 
 
深夜の思い
 
黒き浜辺にマルガレエテが歩み寄(よ)する
ヴェールを風に千々(ちぢ)にされながら。
彼女の肉(しし)は跳び込まねばならぬ、
厳(いか)しき神の父なる海に!
※「マルガレエテ」
 
 
ためいき
       河上徹太郎に 
 
空が曇ったら、蝗螽(いなご)の瞳が、砂土(すなつち)の中に覗(のぞ)くだろう。
遠くに町が、石灰(せっかい)みたいだ。
ピョートル大帝の目玉が、雲の中で光っている。
※「河上徹太郎」「ピョートル大帝」
 
 
更くる夜
       内海誓一郎に 
※「内海誓一郎」
 
 
つみびとの歌
       阿部六郎に
※「阿部六郎」
 
 
修羅街輓歌
       関口隆克に
※「関口隆克」
 
 
雪の宵
        青いソフトに降る雪は
        過ぎしその手か囁きか  白 秋
※「白 秋」
 
 
時こそ今は……
         時こそ今は花は香炉に打薫じ
                 ボードレール
 
いかに泰子(やすこ)、いまこそは
しずかに一緒に、おりましょう。
遠くの空を、飛ぶ鳥も
いたいけな情(なさ)け、みちてます。
 
いかに泰子、いまこそは
暮るる籬(まがき)や群青の
空もしずかに流るころ。
 
いかに泰子、いまこそは
おまえの髪毛なよぶころ
花は香炉に打薫じ、
※「ボードレール」「泰子」
 
 
羊の歌
        安原喜弘に
   Ⅲ
     我が生は恐ろしい嵐のようであった、
     其処此処に時々陽の光も落ちたとはいえ。
                    ボードレール
※「安原喜弘」「ボードレール」
 
 
憔 悴
       Pour tout homme, il vient une èpoque
     
       où l'homme languit. ―Proverbe.

       Il faut d'abord avoir soif……
                       
                 ――Cathèrine de Mèdicis.
※「Cathèrine de Mèdicis.」
 
 
いのちの声
          もろもろの業、太陽のもとにては蒼ざめたるかな。
                            ――ソロモン
 
僕はもうバッハにもモツアルトにも倦果(あきは)てた。
あの幸福な、お調子者のジャズにもすっかり倦果てた。
僕は雨上りの曇った空の下の鉄橋のように生きている。
僕に押寄せているものは、何時(いつ)でもそれは寂漠(せきばく)だ。
※「ソロモン」「バッハ」「モツアルト」
 
 
「盲目の秋」の「聖母(サンタマリア)」はここでは外しました。
一般名詞化していると見なされるからです。
入れてもおかしくはありませんが。
 
「隼人等(はやとら)」は「薩摩隼人」ということで
「地名」が隠れていると見なし載せました。
 
 
「サイレン」
「隼人等(はやとら)」
「マルガレエテ」
「河上徹太郎」
「ピョートル大帝」
「内海誓一郎」
「阿部六郎」
「関口隆克」
「白 秋」
「ボードレール」
「泰子」
「安原喜弘」
「Cathèrine de Mèdicis.」
「ソロモン」
「バッハ」
「モツアルト」
 
――とありましたが
タイトル回りの「献呈相手」や「序詞」に出てきたものを除いて
本文中に現われた「人名・地名」は多くはありませんでした。
 
 
 

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