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中原中也のオノマトペ7・草稿詩篇(1925年―1928年)~ノート少年時

「未発表詩篇」に出てくるオノマトペを
ひろい続けます。

<草稿詩篇(1925年―1928年)>

「退屈の中の肉親的恐怖」
ホロッホロッ

「或る心の一季節――散文詩」
チョコン

「秋の愁嘆」
かしゃかしゃ
かすかす

「少年時」
にこにこ
いらいら

「夜寒の都会」
ずたずた

「無 題」
つるつる

「屠殺所」
モー

「夏の夜」
うっすり

「間奏曲」
ぽたっ

20篇のうち9篇に
オノマトペがありました。

ダダ詩が混ざっている詩篇群にしては
多くなりつつありますか。

次の「ノート少年時」16篇も見ておきましょう。

<ノート少年時>

「寒い夜の自我像」
いらいら

「冷酷の歌」
ろくろく

「湖上」
ポッカリ
ひたひた

ここでもまだオノマトペは
非常に少ないことがわかりました。

 

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