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詩集「在りし日の歌」(インデックス)

 
(書き出し2行ほどの一覧です)<「在りし日の歌」について>
 
<在りし日の歌>
 
なにゆえに こころかくは羞じらう 秋 風白き日の山かげなりき 〜含 羞(はじらい)
 
臘祭の夜の 巷に堕ちて 心臓はも 条網に絡み 〜むなしさ
 
雨は 今宵も 昔 ながらに、昔 ながらの 唄を うたってる。〜夜更の雨
 
きょう一日また金の風 大きい風には銀の鈴 〜早春の風
 
今宵月は襄荷を食い過ぎている 済製場の屋根にブラ下った琵琶は鳴るとしも想えぬ 〜月
 

「在りし日の歌」 中原中也:著 創元社版 精選名著復刻全集 近代文学館 /昭和49年発行 ほるぷ出版

かなしい心に夜が明けた、うれしい心に夜が明けた、〜青い瞳
 
椽側に陽があたってて、樹脂が五彩に眠る時、〜三歳の記憶
 
またひとしきり 午前の雨が 菖蒲のいろの みどりいろ 〜六月の雨
 
通りに雨は降りしきり、家々の腰板古い。〜雨の日
 
春は土と草とに新しい汗をかかせる。その汗を乾かそうと、雲雀は空に隲る。〜春
 
流よ、淡き 嬌羞よ、ながれて ゆくか 空の国? 〜春の日の歌
 
ああ 疲れた胸の裡を 桜色の 女が通る 〜夏の夜
 
黒い夜草深い野にあって、一匹の獣が火消壺の中で 〜幼獣の歌
 
コボルト空に往交えば、野に 〜この小児
 
昼、寒い風の中で雀を手にとって愛していた子供が、夜になって、急に死んだ。〜冬の日の記憶
 
磧づたいの 竝樹の 蔭に 秋は 美し 女の 瞼 〜秋の日
 
冬の夜に 私の心が悲しんでいる 〜冷たい夜
 
残んの雪が瓦に少なく固く 枯木の小枝が鹿のように睡い、〜冬の明け方
 
老いたる者をして静謐の裡にあらしめよ そは彼等こころゆくまで悔いんためなり 〜老いたる者をして
 
ポッカリ月が出ましたら、舟を浮べて出掛けましょう。〜湖 上
 
みなさん今夜は静かです 薬鑵の音がしています 〜冬の夜
 
麻は朝、人の肌に追い縋り 雀らの、声も硬うはなりました 〜秋の消息
 
ホラホラ、これが僕の骨だ、生きていた時の苦労にみちた 〜骨
 
僕にはもはや何もないのだ 僕は空手空拳だ 〜秋日狂乱
 
朝鮮女の服の紐 秋の風にや縒れたらん 〜朝鮮女
 
眠ろうとして目をば閉じると 真ッ暗なグランドの上に 〜夏の夜に覚めてみた夢
 
菜の花畑で眠っているのは…… 菜の花畑で吹かれているのは…… 〜春と赤ン坊
 
ひねもす空で鳴りますは ああ 電線だ、電線だ 〜雲 雀
 
また今年も夏が来て、夜は、蒸気で出来た白熊が、〜初夏の夜
 
海にいるのは、あれは人魚ではないのです。〜北の海
 
思えば遠く来たもんだ 十二の冬のあの夕べ 〜頑是ない歌
 
なんにも訪うことのない、私の心は閑寂だ。〜閑 寂
 
月の光のそのことを、盲目少女に教えたは、〜お道化うた
 
お天気の日の、海の沖は なんと、あんなに綺麗なんだ! 〜思い出
 
畳の上に、寝ころぼう、蝿はブンブン 唸ってる 〜残 暑
 
除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。千万年も、古びた夜の空気を顫わし、〜除夜の鐘
 
雪が降るとこのわたくしには、人生が、かなしくもうつくしいものに―― 〜雪の賦
 
私は随分苦労して来た。それがどうした苦労であったか、〜わが半生
 
石鹸箱には秋風が吹き 郊外と、市街を限る路の上には 〜独身者
 
雨が、あがって、風が吹く。雲が、流れる、月かくす。〜春宵感懐
 
ある朝 僕は 空の 中に、黒い 旗が はためくを 見た。〜曇 天
 
あんまり晴れてる 秋の空 赤い蜻蛉が 飛んでいる 〜蜻蛉に寄す
 
<永訣の秋>
 
僕は此の世の果てにいた。陽は温暖に降り洒ぎ、風は花々揺っていた。〜ゆきてかえらぬ
 
秋の夜は、はるかの彼方に、小石ばかりの、河原があって、〜一つのメルヘン
 
私の頭の中には、いつの頃からか、薄命そうなピエロがひとり棲んでいて、〜幻 影
 
おまえはおれを愛してる、一度とて おれを憎んだためしはない。〜あばずれ女の亭主が歌った
 
あれはとおいい処にあるのだけれど おれは此処で待っていなくてはならない 〜言葉なき歌
 
月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちていた。〜月夜の浜辺
 
また来ん春と人は云う しかし私は辛いのだ 〜また来ん春……
 
月の光が照っていた 月の光が照っていた 〜月の光 その一
 
おおチルシスとアマントが 庭に出て来て遊んでる 〜月の光 その二
 
村の大きな時計は、ひねもす動いていた 〜村の時計
 
洋行帰りのその洒落者は、齢をとっても髪に緑の油をつけてた。〜或る男の肖像
 
長門峡に、水は流れてありにけり。寒い寒い日なりき。〜冬の長門峡
 
二十八歳のその処女は、肺病やみで、腓は細かった。〜米 子
 
ああ十二時のサイレンだ、サイレンだサイレンだ ぞろぞろぞろぞろ出てくるわ、出てくるわ出てくるわ 〜正 午
 
愛するものが死んだ時には、自殺しなきゃあなりません。〜春日狂想
 
天は地を蓋い、そして、地には偶々池がある。〜蛙 声
 
茲に収めたのは、「山羊の歌」以後に発表したものの過半数である。〜後 記
 
 

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