ツイッター

  • 中原中也(bot)
    (詩の全文が読めるリンク付)
  • 「中原中也」に関するツイート

末黒野

中原中也全詩集

  • おすすめ本

広告

中原中也詩集

  • おすすめ本

« (宵に寝て、秋の夜中に目が覚めて) | トップページ | 酒場にて(定稿) »

酒場にて(初稿)

 
今晩ああして元気に語り合っている人々も、
実は元気ではないのです。

諸君は僕を「ほがらか」でないという。
然(しか)し、そんな定規(じょうぎ)みたいな「ほがらか」は棄て給(たま)え。

ほんとのほがらかは、
悲しい時に悲しいだけ悲しんでいられることでこそあれ。

さて、諸君の或者(あるもの)は僕の書いた物を見ていう、
「あんな泣き面で書けるものかねえ?」

が、冗談じゃない、
僕は僕が書くように生きていたのだ。
 

<スポンサーリンク>

 

ひとくちメモ

「酒場にて」は、
(初稿)と(定稿)とがあり

初めて作った作品を初稿
それに手を加え完成させたものを

定稿=決定稿としたものですから
before & after(推敲→完成)の実際を

垣間(かいま)見ることのできる

愉(たの)しさがあります。

意味が
二重三重の幅を与えられ
そうして後、
原初のシンプルな意味に
立ち戻るのがわかったり、

やっぱりここは、
ここを削って
こちらを前面に出したほうがよい、とかの、
試行を重ねた形跡が見えたり、

決定稿より
初稿のほうが
明快で成功している作品であったり、
その逆だったり、

いろいろなことが
見えてきたりします。

詩作過程で
いろいろなことが
行われていることが
わかるのですが、

「酒場にて」は
やはり、
酒場の詩人が、
ただ酒を飲んで騒いでいる人ではないことを
言いたくなるような
詩人論が
生まれる場でもあるようなことが
面白いことです。

 

« (宵に寝て、秋の夜中に目が覚めて) | トップページ | 酒場にて(定稿) »

スポンサードリンク

「山羊の歌」〜羊の歌

未発表詩篇〜ダダ手帖(1923年〜1924年)

おすすめ本

中原中也の手紙から

中原中也の手紙

ランボー詩集

  • おすすめ本

中原中也が訳したランボー(はじめに)

ランボー詩集〜附録

ランボー詩集〜後記

ランボー〜ノート翻訳詩

ランボー〜翻訳草稿詩篇

ランボー