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末黒野

中原中也全詩集

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去年今頃の歌

 
91 吹雪夜の身をきる風を吹けとごと汽車は鳴りけり旅心わく
92 出してみる幼稚園頃の手工など雪溶の日は寂しきものを
93 犀川(さいがわ)の冬の流れを清二郎も泣いてききしか僕の如くに
94 来てみれば昔の我を今にする子等もありけり夕日の運動場(母校に来て)
95 みつめたる石を拾いて投げてみる此の我が心虚を覚ゆ
96 ふるき友にあいたくなりて何がなし近くの山に走りし心!
97 静かなる春近き日の午後の池に杭の影して冷たそうなり
98 向う山に人のぼるみゆジラジラと春近き日の光まばゆくて
99 珍しき冬の晴天に凍溶(いてと)けし泥に鷄ながながとなく
100 紅くみゆるともしのつきて雪の降り静かに眠る冬の夕暮
101 出でゆきし友は帰らず冬の夜更灰ほりみれば火の一つあり
102 一段と高きとこより凡人の愛みて嗤(わら)う我が悪魔心
103 火廻りの拍子木の音に此の夜を目ざめて遠く犬吠ゆを聞く
104 暗(やみ)の中に銀色の目せる幻の少女あるごとし冬の夜目開けば
105 夜明がた霜ふみくだき道ゆけば草靴片足打ち捨てありぬ
106 小さき雲動けるが上の青空の底深くひびけ川瀬の音よ

107 猫をい抱きややに久しく撫(な)でやりぬすべての自信滅び行きし日
 

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