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末黒野

中原中也全詩集

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中原中也詩集

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偉大なるもの

 
53 地を嗅ぎてもの漁(あさ)る犬のその如く夕の公園に出でては来しが
54 夕暮の公園の池の水静か誰一人いず石落としみる
55 大河に投げんとしたるその石を二度みられずとよくみいる心
56 静かなる河のむこうに男一人一人の我と共に笑みたり
57 偉大なる自然の前の小さき人間吹くハモニカの音もなさけなし
58 限もなき空の真下の木の下に伏して胸苦し何が胸苦しきか

59 海原はきわまりもなし明日はたつこの旅の地の夕焼の空
60 砂原に大の字にねて海の上(へ)のかき曇る雲に寂漠をうったう
61 大いなる自然の前に腕組みてはむかいてみぬ何の為なるか
 
62 欠伸(あくび)して伸ばせし腕の瘠(や)せており寝覚悲しき初夏の朝
63 陽光の消(きえ)しばかりの夕空に煙は登る川辺にたてば

64 蚊を焼けどいきもの焼きしくさみせず悪しきくさみのせざれば淋し

65 可愛ければ擲(なぐ)るといいて我を打ちし彼の赤顏の教師忘れず
66 山近き家に過ごしし一日の黙せし故の心豊かさ
 

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